鳥人間コンテスト。
「空を飛ぶという人間の夢を実現させ、広く一般視聴者に航空機に対する関心の高揚に寄与したい」
テレビで放送する大きなイベントです。
聞いたことがある、観たことがあるという人も多いのではないでしょうか。
しかしながら、皆さんはご存知でしたか?
私たちの住む大久保の地にも、飛ぶことを夢見て情熱を注ぐ鳥人間たちがいることを。
日本大学生産工学部「津田沼航空研究会」
広いキャンパスの片隅に、彼らはいました。
「飛びたい、少しでも遠くへ」
その一心で、大会当日へ向け準備をしてきました。
出場するのは「滑空機部門」。
パイロットが助走をつけて離陸したのち、機体の浮力のみで飛行距離を競います。
先代たちの期待、新入部員の勧誘、たくさんの苦悩を乗り越え夢の実現を目指します。
鳥人間コンテスト・ルールその1
機体は自作による人力飛行機であること
設計から製作、すべてを彼ら自身が行います。
先代たちから技術や知識を引き継ぎ、そして研鑽を積み、新たな機体を作り上げました。
「Squalo」
スクアーロ、イタリア語で「鮫」の意味を持ちます。
水中を鋭く飛ぶサメのように、琵琶湖の水面を鋭く飛びたい。
そんな想いが込められています。
鳥人間コンテスト・ルールその2
プラットホームの高さは水面から10メートル
助走路は10メートルで、傾斜角は3.5度の扇形
絶対に怖い。。。
彼らが見てきた先代たちの姿、切磋琢磨し設計・製作した信頼できる機体。
パイロットはトレーニングを怠りません。
すべてが勇気となり、彼らは飛ぶのでしょう。
本当に、すごい。
全員が力を合わせて作った飛行機。
みんなの想いを力に、パイロットは空を飛びます。
鳥人間コンテスト・ルールその3
プラットホームの先端から着水した機体の最後尾までの飛行距離を競う
昨年の記録は153m、18チーム中9番目の順位でした。
100mに届かないチームが多い中、希望とともに飛んだ先代たちの姿を彼らは目に焼き付けました。
今年の目標は300mを飛んでチーム記録を更新すること!
代表&パイロットの佐藤さん、空力設計の西澤さん、副代表&翼班長の羽鳥さん、構造設計の中居さん、接合班の根本さん。
執行代の皆さんを中心に、全員が一丸となり目標の達成を目指します。
なんかもう、本当に、楽しい時間でした。
某氏の趣味全開で流れるDo As Infity。
遊び心満載のポスターや、心改まる訓示など。笑
真剣な眼差しや、楽しそうな笑顔。
応援しに行ったのに、元気をもらいました。
ありがとうございました!!
地元にいながら、僕らは彼らのことを知りませんでした。
大きな翼を持って、練習に向かう彼らを目にしたのはつい先日のこと。
楽しそうに歩く彼らを見て、衝動にかられました。
応援したい!
そう思い立ち、取材を申し込みました。
快く受け入れていただき、本当にありがとうございました!
すでにファンとなり応援している地元の皆さんも多いと思います。
一緒に彼らの夢を応援していけたら嬉しいです。
他にも地元で頑張っている人たちは大勢いるはず。
写真を通じて、そんな人たちを応援していきたい。
「街と人」
ヒビコレの想いはそこにあります。
第40回 鳥人間コンテスト2017
滑空機部門の開催は7/29。
夢の舞台は琵琶湖!
心の底から楽しんで、一生の宝を手に入れてください!!
大会終了まで、全力で応援します。
長文、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の鳥人間レポートもお楽しみに!